2008.01.15 Tue
こねこのテッタ君

はじめまして。ぼく、テッタといいます。
ぼくのお父さんとお母さんは野良猫です。公園でたくさんの犬と暮す“やさしいおじさん”が面倒を見てくれていました。だけど、その公園でなにやらケイカクがもちあがったらしく、ぼく達は邪魔になったみたい。“やさしいおじさん”も動物と暮らせない場所へ行かなきゃいけないんだって。おじさんが飼っていたたくさんの犬達もアークに引き取られたそうだよ。

ぼくはというと、2匹の姉妹猫と一緒に人間の仕掛けた罠にかかってしまった。だって、とってもお腹が空いていて、アミの中からはとってもいい匂いがしたんだもの。
罠に捕まったぼくら兄妹は、人が避けて通るような、臭くて汚い野良の仔猫。目は腫れていて目やにがこびりつき癒着。鼻の穴は鼻水でふさがってた。お熱もあったし。いわゆる風邪ってやつかな。栄養状態も衛生状態も悪い中で生まれたんだから仕方ないんだけど。(お母さんはそんな中で、一生懸命ぼく達を産んで育ててくれたんだよね。)

アークに引き取られてからはクリニックのオネエサン達がお母さんの代わりをしてくれたよ。オネエサン達はとっても優しくしてくれたから、お薬飲むのも目薬点すのも我慢したよ。
野良の時のことは、ちっちゃかったからあんまり覚えてないけど、いつもお腹が空いてて弱ってた。今はおいしいごはんが毎日しっかり食べられる。だから元気になったよ。

ガチャ!
扉が開く音がしたら、お世話してくれるオネエサンが来た合図。
ねぇねぇ、お掃除なんて後でいいから、遊んでよ!

ぼく、もうこの狭いお部屋あきちゃったよ。

オネエサン達の心配事、それは、ぼくの眼球がいつも揺れてること。
原因ははっきりしないんだけど、獣医さんは、風邪がひどかったからその後遺症じゃないかって。それと、将来、他にも神経症状が現れてくるかもしれないって。
「こういう子は貰われにくいから安楽死した方がいい」っていう考え方の獣医さんもいる。でも、スタッフのオネエサン達はそれには抵抗があるんだって。だって、今はなんの問題もないし、目もちゃんと見えてるし、体の動きも反応も至って正常。眼振があったり、両目が見えなくてもちゃんと生活できている子はいるし、何か他に症状が現れてくるなら対応を考えないといけないけど、今はまだぼくの未来を閉ざしたくないって言ってくれてる。とってもありがたいな・・・。でも、こんなぼくでも貰ってくれる人、ほんとにいるのかな?

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| 猫 | 23:42 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑
テッタ君、大丈夫だよ、きっととっても優しい人があらわれるからね。それを信じて頑張って美味しいご飯をしっかり食べて、たっぷり眠ってたくさん遊んで、ね。きっといつか優しい人が迎えにくるよ。優しいオネエサン達に見守られてゆっくり大人になればいいからね。
| さちき | 2008/01/19 11:59 | URL | ≫ EDIT