2015.03.09 Mon
訳ありなポム。
7才のダックスフンドの男の子です。
この写真だけ見ていると、普通の人懐っこそうなダックスですが、実はポム、ちょっと訳ありなのです。

こちらの写真をご覧ください。

この大きな傷は、脱腸を整復した際の手術跡。
ポムは今年の2月、飼い主さんがペット不可の物件に引っ越すという理由でアークへ連れて来られました。
連れて来られたときのポムは、オムツがガムテープでぐるぐるに固定されていて、それを外すと肛門から腸が5センチぐらい飛び出していました。

何年前からこの状態だったのかは分かりません。
とにかくこのままでは腸が壊死してしまい兼ねないのですぐに病院へ運び、手術をしてもらいました。
手術は成功したものの、それでも自力排泄はできず、うんちをかき出してあげる毎日。
毎日お尻に指を突っ込まれるのは、ポムにとってもストレスになります。

獣医さんに相談したところ、脚の筋肉を引っ張り上げて、うんちの溜まるくぼみを無くす手術を施すことになりました。
短期間で2度も大きな手術をすることになり、リスクも伴うということでしたが、有り難いことに無事に完了。
入院も4泊だけで帰ってきて、経過は良好です。

今はお散歩でポムが排泄ポーズをとったときに、肛門の周りを何度か押してあげるとポロンと出てきます。
本犬もそれがわかっているのか、こちらの介助にも協力的。困り顔でお尻に指を突っ込まれていたときとは大違いです。
そしてうんちが出たときに「出たよー!!」と大喜びではしゃぐポムを見るにつけ、手術をして良かったなぁ、とつくづく思います。

実は、ポムには同居犬がいました。
ペット不可に引っ越すのだから、当然その犬も手放すのが普通ですが、その子は連れて行くとのこと。
本当に引っ越しが理由だったのか、脱腸のある犬を飼い続けることが嫌だったのか、もはや本当のことは分かりません。
幸いなことに、こんな悲しい過去があるとは思えないほど、ポムは今でも人が大好きで、天真爛漫な良い子です。
あとはポムの本当の家族を見つけてあげるのみ。
陽気なポムと、楽しくお散歩してみませんか?

http://www.arkbark.net/?q=ja/node/8
大変申し上げにくいのですが、追加のお願いです。。
ポムの手術にはかなりな費用がかかってしまいました。
ポムを家族にしてあげることはできないけど、協力するよーと思っていただける方は、ぜひともお願いできましたら幸いです。
郵便振替口座:00900-0-151103
口座名義:特定非営利活動法人アニマルレフュージ関西
※通信欄に「ポム」と書いていただけましたら助かります。
★3月22日は神宮前DOGSIGNさんにて里親会☆
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/4119
★3月29日は神戸GREENDOGさんにて里親会☆ そしてオリバーもトークセッションでお邪魔します!
http://arkbark.net/?q=ja/node/5921
★ARKカレンダー2015、半額になっています。ホワイトデーのお返しにいかがでしょう?
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★アークの新グッズ作成に向け、イラストを募集しています☆
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| 犬 | 17:51 | comments:9 | trackbacks(-) | TOP↑
ポム頑張れ
ポムだけ置いていかれるなんて…信じられないほど悲しい気持ちになりました。
でも逆転の発想で、本当の意味での家族と出逢えるチャンスなのかもしれません。
是非幸せになって欲しいです!
| おすぎ | 2015/03/10 18:01 | URL | ≫ EDIT