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被災犬たち、それぞれの道。

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アークでは、保護した日から6ヶ月を経過して元の飼主が見つからなかった被災動物は、里親を募集することになっており、フォスターファミリー(一時預かり家庭)さんのほとんどは、そのまま家族の一員としてくださっています。
アークに戻したり、他の家庭に移したりするのはその子にとって再び大きなストレスとなるし、みなさん、元の飼主が見つからなければ一生面倒を見る覚悟で一時預かりを申し出てくださっていました。

先週はチケット君が正式な譲渡手続きに訪れてくださいました。


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福島でチケットをレスキューしたスタッフも感慨深げです。
1頭、1頭のレスキューしたときの状況は、記憶に、鮮明に焼きついていることでしょう。
そして、助けられなかった子達のことも。


Have a Go1_1
こちらは、保護時に顎の骨折、両目に怪我と病気、栄養失調だったハブ ア ゴーです。
推定で16才との見立てでしたが、回復するにつれ、若さも取り戻していきました。
保護当初の反応の薄さが信じられないほど、今ではすっかり元気でフレンドリーになり、体格も毛艶も見違えるほど良くなりました。

保護当初のハブちゃん
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/2979



Have a Go2_1
どれくらいフレンドリーになったかというと、普段ほとんど面識のないKKが、寝ているハブちゃんの犬舎に入ったら、目を覚ますなり速攻で、「キャー!なでて!なでて~!!」と、超ハイテンションでお腹を見せて擦り寄ってくるくらい。
しかも、その寝起きの良さ、老犬とは思えないし。
それから、まず誰が来たかくらいは確かめなさいね。。。


Have a Go3_1
飼主さんが見つからないまま里親募集対象になった子もいれば、飼主さんは見つかったけど再び共に暮らすことが叶わず放棄手続きを経て里親募集対象になった子もいます。
一時預かりさんのお宅でそのまま家族になれた子もいれば、まだアークで暮らし続けている子もいます。
まだ一緒に暮らせないけど、福島から遥々会いに来てくださって再会を果たした子もあれば、再会を果たせぬまま亡くなってしまった子もいます。

人にも動物にもそれぞれの事情があって、被災地には、まだ彷徨っている子達がいます。


| | 22:47 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

被災地が冬になる前になんとかしてほしい。環境省が保護活動するそうですが、どのくらい保護できるのか。それより、シェルターが満杯なのにどういう見通しで保護するのか。。
やっぱり私は民間愛護団体を応援します。貴法人の保護犬猫さんたちに幸せが訪れますように。被災地の犬猫さんもですが、北海道のセンターの犬猫さんたちのこともあるし。動物愛護についてはもっと日本は前進しなくてはならないですよね。

| 北の猫婆 | 2011/11/06 20:49 | URL | ≫ EDIT

多くの被災犬の中で、チケット君は、極めて幸運ですね。レスキューに携わった皆様、里親さん、ありがとうございました。

| HS | 2011/11/07 04:00 | URL | ≫ EDIT















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