2011.01.25 Tue
スピブの健康管理

昨年12月に体調を崩したことがきっかけで、KK宅に居候中のぶっちゃんことスピブ君。
すっかり元気になり、体調万全で暮らしています。
スピブ君の事情はこちら↓
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/2704

ぶっちゃんが抱える最大の問題は、便通の管理です。
肛門と直腸が繋がっていないという障害を持って生まれたぶっちゃんは、手術で排便はできるようになったものの、肛門の感覚が鈍く、収縮力が弱い為、便秘になりやすく、また、逆に軟らかすぎると無意識のうちに漏れてしまいます。
下剤や整腸剤やサプリメントなど、お薬もたくさん飲んでいて、投薬スケジュールも複雑です。
そして、食餌はアークスタッフが3年に及ぶ試行錯誤の末に到達した、療法食を中心とする、『スピブの黄金バランスメニュー』です。

これでは、いくら明るくて従順で、人にも犬にもフレンドリーで、若くて小柄であっても、里親さんに積極的には勧められません。
スポンサードッグに選ばれたのも、その為です。
たくさんのお薬を毎日投与することに、副作用は心配ないといわれても、胃腸や肝臓への負担は正直気になります。
療法食に関しても同様です。
スピブを預った私達夫婦の目標は、まだ3才のスピブの、将来の健康はもちろんのこと、里親さんを見つけやすくする為に、お薬を減らして便通を安定させ、免疫力を高め、病気に強い体作りをすることになりました。

かかりつけの動物病院と相談の上、お薬を減らし、食餌も普通食へ切り替えることにしました。
下剤は段階的に減らすことに成功。
今は飲ませなくても理想の便の状態が続いています。
しっかりお散歩することで腸のぜん動運動が活発になったことと、腸内細菌を育てて便通を整えるサプリメントの効果です。
まずはひとつ、常用しなくてはならないお薬が減りました。

療法食から普通食に切り替えるのは、正直、とても勇気が要りました。
3年に及ぶ試行錯誤の末に到達した『スピブの黄金バランスのメニュー』を止めて、体調を崩したらどうしようとドキドキだったので、通常より日数をかけて切り替えました。
白羽の矢を立てたのは、フードの特徴から、ナチュラルバランスのウルトラプレミアムです。
手作り食だと栄養バランスが難しいし、価格や入手しやすさ、与えやすさなどを考えても、スピブにうまく合ってくれてホッとしています。

温室育ちのぶっちゃんは、ほんの数ヶ月前には外出や外泊さえも躊躇されていました。
今や、家を出れば車に乗りたがり、毎日10km以上のお散歩を楽しみ、都会へおでかけもすれば、山道では我先にと駆け上がっていきます。
元々の性格の良さと飼いやすさに加え、今の健康状態と管理のしやすさなら、誰に任せても安心です。
里親さんが見つかってほしいのはもちろんだけど、今は、スピブのスポンサーになってくださっている方や応援してくれているたくさんの方々の代わりに、責任を持って、大切にお世話をさせていただこうと思います。
★神戸グリーンドッグ里親会
日程: 2011年1月30日(日)12~16時
場所: サザンモール六甲 グリーンドッグスクエア
http://www.green-dog.com/store/gds/index.html
| 犬 | 23:47 | comments:3 | trackbacks(-) | TOP↑
ぶっちゃんは本当性格のよさが顔に表れているね!
一枚目の写真のきょとんとした顔がかわいすぎるよ~
| ゴン | 2011/01/26 00:43 | URL | ≫ EDIT