2011.01.12 Wed
里親さん、お待ちしています。

昨年の終わり頃、子犬の保護が相次ぎました。
別々の地域から保護された、2組の子犬が全部で7匹、今一緒に暮らしています。

偶然ですが、みんな似たり寄ったりなルックス。
1組は、お母さん犬も人なつこい子で一緒に保護できました。
首輪をつけていたし、捨てられて野良犬として生きるうちに身ごもったようです。
もう1組の親犬は、警戒心が強くて、色々な方法を試みるも捕獲できませんでした。
子犬達は、見事に親の気質を受け継いでいて、人に寄ってくる子と距離を置く子と、見た目は似たり寄ったりでも行動に歴然とした差があります。
生まれ持った気質はそれとして、今のうちにいろんな体験をさせて、人のそばで楽しく暮らせる子に育ててあげないといけません。
だけど、7匹ともなると、日々のお世話に手一杯で、なかなかきめ細かいリハビリまで手が回っていないのが現状。。。
そうしている間にも、子犬達はどんどん成長して、大切な時期は過ぎて行きます。

いちばんの臆病者、ジョージアは、ひとりのスタッフが自宅へ連れて帰って社会化のリハビリ中です。
初日は、運搬用のキャリーの中でガタガタと震えていました。




車や人の多いところに連れて行ったり、抱っこして安全を確保してあげた上で周囲を観察させながらおやつを食べさせたり、お散歩したり、車に乗ったり、いろんな経験をさせます。
これから人間と共生していく上で大切なリハビリです。
家の中でも、ちょっとした生活音や人の動きに過敏に反応していたそうです。
だけど、スタッフのうちの犬とはすぐに打ち解けたそうです。
さすが野良犬の子、犬社会への適応力だけは格別です。

日々成長している彼らにも、それぞれの性格に差がみられるようにもなってきました。
ジョージアは連れて帰ってもらっているせいか、ちょっと行動に度胸がついたみたい。
私たちがアークという施設でしてあげられることは限られています。
一日も早く貰われて、家族の一員として暮らし、良い体験をたくさん積むこと、それが何よりの近道です。
| 犬 | 22:44 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑
こちらがボンヤリ過ごしている年末年始にも、辛い境遇の犬と、スタッフの皆様の奮闘が続いていることを再認識しました。
| HS | 2011/01/13 22:03 | URL | ≫ EDIT