2010.11.19 Fri
アードベッグ☆リホーム

そうなんです。
KKが自宅で一時預かりをしていたアードベッグにやっと家族ができました。
実は、その前に、別のお宅にトライアルに出ていた期間がありました。
残念ながら、相性やライフスタイルが合わなくて、出戻っていました。
アド君ははすごく懐いていましたし、里親希望のご家族も彼のために最善を尽くしてくれたのですが、残念ながら苦渋の決断をせざるを得ませんでした。
(アークでは、基本的にはトライアル期間というのは設けていませんが、特例としてトライアル期間を設ける場合もあります)

(写真はこるりがまだ健在だった頃のもの・左端がアド)
出戻ったアド君は、情緒不安定になっていて、分離不安に起因する問題行動がワサワサ現れました。
でも、それはトライアル先のご家族が悪いのではありません。
人間の都合であっちへやったりこっちへやったりしたことで、私達への不満、彼の中の不安や混乱が、甘えの形で現れたということだと考えています。
やってみなければ解らないし、チャンスや可能性は広げてあげたいけど、それは人間の都合で彼には必要な経験ではありませんでした。
社交的で環境の変化に適応力の高い犬なら問題ありませんが、彼のような繊細で気質の強い犬にはショックが大きいのです。
彼はとても複雑な心の持ち主で、犬らしくなく、独特に魅力的な子です。
これ以上、人の都合に振り回して混乱させたくなかったけど、(つまり、KK宅の家族にする選択肢が浮上したけど)うちの犬達と相性が良かったとは言えなかったので、里親となってくださったご家族には心から感謝しています。

私達はもう何も心配していません。
アド君の本当の居場所が見つかったと確信しています。
だけど、アド君は、まだ新しい環境を理解できなくて、過渡期真っ最中。
里親さんも手探りの状態ですが、愛情が深く、強い精神力をお持ちの方なので頼もしい限りです。
1枚目の写真は、アド君と里親さんがやっと出合えた日のもの。
アド君のよそよそしさが微笑ましいです。
遠回りさせてごめんね。
もう、そこで安心していいんだよ。
アド君を気にかけてくださった皆様、私達のメッセージを彼が一日も早く理解して、新たな環境で心穏やかに暮らせるように祈ってあげてください。
| リホーム | 22:16 | comments:5 | trackbacks(-) | TOP↑
アド君、おめでと。里親さん、よろしくお願いします。アークの皆様、お疲れ様でした。2枚目の写真は、絵になりますね。
| HS | 2010/11/20 12:31 | URL | ≫ EDIT