2010.04.06 Tue
出戻りシャンディ
それも、1週間も経たないうちに。
その理由を聞いても釈然とせず、今後の里親選びの参考にするため、KK宅でホームステイさせてみることにしました。

シャンディは昨年末にアークの前に捨てられていた4匹の子犬のうちの1頭です。
免疫力が弱く、ひどい肌荒れや腸炎、抗生剤へのアレルギー反応による腫れに悩まされていた彼らは、社会性を育む大切な時期を治療に費やしてしまい、経験不足による臆病な一面があります。
アークでも、お散歩中ちょっと不安を感じると歩けなくなっていました。
うちの近所でもちゃんと歩けるか心配です。

KK一家の群れに加わった最初の散歩は意外とすんなり歩きだしました。
歩かないだろうから、まずは環境になれるまで抱っこしようかなぁ・・・なんて考えていたのに。
住宅街の中も普通にリラックスして歩いていました。
ソフトな気質で周りの影響を受けやすい子なので、うちの子に釣られているのだと思います。

緑が多く人の気配の少ない場所ではさらにテンションが上がって、楽しそうに飛び跳ねていました♪




自転車や車とすれ違うとか、トラックやバスの大きな騒音がすると、怖くて立ちすくんでしまいます。
そこで、交差点で立ち止まり、車や自転車や歩行者を観察しました。
最初はテンパッていましたが、往来や騒音が激しくなっても段々落ち着けるようになりました。
怖くて固まる時でも、少し待ってやると、また自発的に歩き出すことができます。
特にこちらからのアクションは必要ありません。ただ、彼女の状態を受け入れ、待ってあげるだけでいいのです。
お散歩中の様子は、単独の時も特に行動に違いはありませんでした。

お世話をしていたのは女性スタッフばかりなので、見知らぬ男性に対する反応も心配でしたが、初対面のうちの旦那さんに対しても、最初から怖がることもなく、興味を示して寄って行ったりします。
リビングに入ってくると、警戒吠えをする時もあるけど、それは私に対しても同じですし、すぐに治まります。
初日と2日目は吠えなかったので、神経質で警戒吠えの癖のある我が家のこるりに影響されているのだと思います。

過敏や神経質といった面はなく、抱っこやスキンシップも好みますし人に対しても友好的で従順です。
犬付き合いもとても上手です。
環境が変わっても、食事も毎食ペロリと完食して便の状態も良好。
犬同士遊んだり、ひとり遊びをしたり、室内でもリラックスしているし、よく眠っているし、シャンディの“怖がり度”は想像していたよりかなりの軽症ではありませんか。
KK宅でほんの3日間ほど過ごした間のご報告です。
出戻った理由のひとつに、「猫を怖がる」というのがあったのですが、アークで猫を見せても怖がることも、逆に執着することもなく、とりたてて気にもとめていませんでした。
あとは相性のいい里親さんとマッチングできるかどうかです!

こちらは姉妹のサイダー。
サイダーやペリエもスタッフ達が自宅での一時預かりを始めています。
社会化適齢期を越えてしまった彼らだけど、まだまだ間に合うはず。
人間だって、犬だって、子育てはマニュアル通りではないのだ~!
家族の一員として愛される犬生を手に入れるためにがんばるぞ~!
★東京アーク里親会 in 南青山 @ DOG SIGN
日時: 4月24日(土)/11:00~14:00
場所: DOG SIGN(ドッグサイン)
★大阪アーク里親会 in 神戸
日時:2010年4月25日(日) 12:00~16:00
場所:GREEN DOG SQUARE(グリーンドッグスクエア)
| 犬 | 22:24 | comments:10 | trackbacks(-) | TOP↑
一週間ですか・・・。
でも「一週間でこの子をあなたの家から返してくださってありがとうございます」と敢えて言いたいです。パピーの間の容姿は確かに可愛いですが、本当に犬が好きな人なら、幼なさが消えても、長く一緒に過ごせば過ごすほどに愛しさが増してくるものです。ちゃんと家族になれる良い里親さんにご縁がありますように。
| 薄荷 | 2010/04/06 23:15 | URL | ≫ EDIT