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ティペちゃんのお尻の魔物

tipex3_1.jpg
骨まで凍ってしまいそうな真冬のある日、道端に置かれていたのは、封の開いたドッグフード、犬用クッションベッド、その横にぽつんと、ミイラのように痩せ細った骨と皮だけの小さな犬。
それが、イタリアングレーハウンドのティペックスが捨てられていたときの状況。


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保護したばかりの頃は、刺激とは言えないほどの些細な刺激に反応し、自分の足に攻撃を仕掛け、パニックになり、人にも唸り、手が付けられない状態でした。お尻には、床ずれのようなジュクジュクの傷がありました.。けど、「オスワリ」や「マテ」など、いろんなコマンドは知っていました。いったい今まで、どこでどんな生活をしていたのでしょうか。


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歯石がたくさん付いていた歯は、獣医さんできれいにスケーリングしてもらいました。
ミイラのように痩せていた体は、だいぶふくよかになってきました。
なかなか歩かなかったお散歩も、今では大好きで、「早く行こう!」とおねだりするようになりました。
お尻の傷もほとんど治りました。
それに、保護した頃に比べて、なんだか若返ったように感じます。もしかしたら、最初の推定年齢よりも実は若いのかもしれません。


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意思表示もするようになり、表情も豊かになって、犬らしくなったティペちゃん。
だけど、たくさんの犬がいて、いつも騒がしいアークは刺激が多すぎて、どうしても興奮をゼロにはできません。今でも自分の足を威嚇してパニックになる時があります。


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夜、丸くなって眠っているティペちゃんを静かに撫でるとき、寝ぼけまなこでこちらを見つめかえしてきます。その、黒く潤んだ瞳の奥には、どんな辛い過去が刻み込まれているのでしょう。心の闇をいまだ抱えるティペちゃんが本来の自分を取り戻す為に必要なもの。それは、穏やかに暮らせる環境と、頼れる飼主さんです。


スタッフの一人が言いました。「ティペのお尻には魔物がいるんだね」って。
お尻の魔物を退治できるのは、里親さんだけだなんだよ、ティペちゃん。


★ 5月24日(日)は フィールドノート里親会 ★
 詳細と参加するワンちゃんは → コチラ

FIELD NOTE フィールドノート
tel:0742-36-7227
奈良市四条大路2丁目2-77
営業時間 11:00-18:00 
定休日 毎週月曜日




7月2日(木) 追記

ティペックスが安楽死になりました。
保護当初からあった問題行動(自傷行為)が悪化し、自分の臀部を傷つける行為がひどくなってきました。それだけではなく、他犬への攻撃性や、興奮時に発作を起こすようにもなりました。
できうるかぎりの改善策を試み、獣医さんにも相談しましたが、生活場所を変えても改善せず、他犬が散歩の時にも興奮し、他犬に対して、人が関わっていない時にも吠えかかる様子を多く見る様になりました。

「難しい子だけど、なんとかチャンスを…」との思いから里親さんを募集し、ブログにも掲載をしましたが、ティペちゃん自身のQOLが低下し、保つことができなくなったため、苦渋の決断をせざるを得なくなりました。

里親希望のお申し出は何度かあったものの、実る事はありませんでした。
残念なお知らせとなり、本当に申し訳ありません。
本当に、本当に、無念です。


| | 23:31 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

ティペちゃんの記事を読むたびに切なくて、涙が出てきましたが、追記を読んで涙がとまりませんでした。
天国ではおしりの魔物も消えて、楽しく過ごしているでしょうが、
次にこの地に降りで来るときは、暖かい家族と楽しく暮らして
くださいね。

| ボス&チェリーママ | 2009/07/15 13:14 | URL | ≫ EDIT

安楽死を決行する前に 里親さんを再、再度募集できなかったのかなぁ?とか簡単に考えてしまいがちですが ARKの皆さんの決断も辛いものがあったと思います。
一度は助かった命
2度目 助けられずに ごめんなさい。
虹の橋を渡って 幸せになってね。

| ARKのファン☆ | 2009/07/19 00:03 | URL | ≫ EDIT

以前こちらで保護されていたイタグレのことをふと思い出し、この記事にたどり着きました。
まさか安楽死させられていたなんて・・・

保護活動には様々な考えがあるのでしょうが、物言わぬ動物に対し最終手段として「安楽死」を行うARKさんの方針というのは
やはり納得できるものではありません。

二度も人間の手で殺されてしまったティペックスちゃん、本当に安楽死以外の手段はなかったのでしょうか?

| 匿名 | 2009/12/25 16:10 | URL | ≫ EDIT

つらい決断

ティペックスの散歩にも行ったことがあったので、安楽死のことを知った時には泣きました。
散歩のときははつらつと歩いていたティぺちゃんがあるとき人格が変わったようにお尻に向かって唸って噛みかかっていたので、びっくりすると同時に心に傷を負った犬の悲しさがわかった気がしました。
さらに悪化していたとあって、スタッフの方の悲しみもわかったので仕方のない決断だったのだなと理解できました。
うちのサクラも今年7月に来たのにほとんど一緒にいる私以外の家族は未だに苦手みたいでほかの人が入ってくると机の下にもぐっています。
接し方に問題があるのかと悩みながらもちょっとずつ頑張っているサクラに期待しながら過ごしています。
願わくばティぺちゃんをまず捨てずにいてほしかったこと。
そしてティぺちゃんを飼える人がいてほしかったことです。
そういう人になれなかった自分も悲しいです。
私はせめてサクラに幸せに過ごしてもらえるよう頑張りたいです。

| サクラ里親 | 2009/12/25 20:19 | URL | ≫ EDIT

ティペックス

アークにはがっかりしました。。。

安楽死とは、病気や怪我で治療もできず、本人をこれ以上苦しませないためのやむを得ない決断かと認識していました。
ティペックスはそれとは違うし、精神状態も一時はよくなっていってたんじゃないんですか?悪化させた理由は何?
知らないだけで他にも安楽死させられた子はたくさんいるのですか?

| No Name | 2010/01/12 01:08 | URL | ≫ EDIT

安楽死・・・いろんな考え方の下で決断し行われているはずです。
主義、思想 いろんなものが加味されて。
2者択一  生かしておけないなら死しかない2者択一。

問題犬(猫)、老犬(猫)、病気(猫)・・・候補になるのには誰の何の基準で選ばれるのか??・

いつの時も 物言わぬものだけが (涙)

虹の橋を渡らせてしまった子達に ARKの皆さんが平気な訳がないと思います。
苦渋の選択に従う人もいると思います。

| アークのファン★ | 2010/01/21 00:18 | URL | ≫ EDIT















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