2008.11.05 Wed
犬との暮らしにかかる費用

今回は、犬と暮らす際にかかる費用と、その責任について考えてみたいと思います。
犬を飼う前にしっかり考えておかなければならないこと。それは、「終生責任を持って飼育できるか?」ということ。ガラスケースの中の子犬と“目があっちゃって”ローンで買う人達は、10~20年後まで責任を持って世話できるか、十分考えてから購入しているのでしょうか?
責任を持つ為には、お金もかかります。犬を1頭飼うのに、いったい、年間いくら掛かるのか、具体的に考えてみましょう。そこで、体重10kgの犬を一年間飼育するのに掛かる費用を計算してみました。

狂犬病ワクチン ****** 3,750-
混合ワクチン ******** 10,000-
フィラリア予防 ******** 14,400- ※1
ノミダニ予防 ********* 11,760- ※2
食費 ************** 72,000- ※3
ケガや病気の治療費*** ???,???-
___________________________________________________
合計 111,910 + ?????
※1 1ヶ月1800円の薬を5~12月まで与えた場合
※2 フロントラインスポットを2ヶ月に1回のペースで通年使用した場合
※3 危険なものが入っていないとされ、安心して与えられるレベルのプレミアムドッグフードを与え、5~6000円/月かかった場合

これはあくまでも目安で、最低限かかる費用です。動物病院によってワクチンや予防薬の価格は大きく違う他、食費も飼主さん次第で大きく変わってきます。体重20kgの犬ならこの2倍です。ただし、5kg以下の小型犬でも、半分にはならずおそらく1.5倍くらいではないでしょうか。そして、気になる?????の金額。病気やケガをし、検査や治療をした場合に数千~数十万円単位で発生する出費。この、ある日突然必要となる病院代がきっと一番大きな出費で、その備えがあるかどうかはかなり重要といえるでしょう。
この他に発生するであろう費用として、トリミング代、ペットシーツやシャンプーなどの消耗品、首輪、リード、ハーネス、迷子札などの代金といったところでしょうか。旅行やお仕事で犬を預けるならペットホテル代は高くつきますよねェ。(預かってくれない犬種や大きさの制限もあるし。)

体重の重たい犬を飼う場合や飼育する頭数が増えれば、体重と頭数にあわせて、病院代も食費も、足し算、掛け算で出費はどんどん膨らみます。小型犬の場合はトリミング代や洋服代が大きな出費になってくるでしょうか。
そして、もし、飼えない状況になったとき、保健所のガス室へ送り込む以外に、果たす責任の選択肢を見つけておくことも重要でしょう。(10年後、20年後の自分の生活を具体的に想像し、備えをきちんとしておくことは、動物を飼う責任以前の問題でしょうけど・・・)

金銭的な問題だけではありません。犬は社会的な動物です。他者と関わることに生きる意味を持ちます。犬が犬として、心身ともに健全に生きるためには、関わる時間の長さや内容が重要になります。それだけの時間的、体力的、または精神的余裕があるかどうかも犬を飼う前に考えなければいけないことでしょう。
ひとりでも多くの人の意識が変わり、日本中に溢れかえっている、人間の勝手な都合で手放される動物達が1頭でも減ることを願って止みません。
「うちはこんなことにお金がかかっています」 「こんな出費も必要ですよ~!」
・・・などなど、みなさまのお声もカキコお願いいたします♪
| 犬 | 23:02 | comments:18 | trackbacks(-) | TOP↑
覚悟要です
我が家はシニアのゴールデンとニューファンですが、最近医者にかかる事が増え、手術&通院がたびたびです、若い頃からわんこ積立をしてましたがそんなのあっと言う間に使い切りました・・ここ一年間で二頭で約160万円なりです、無事働けます様にと祈る毎日です
| dinoちゃん | 2008/11/06 16:16 | URL | ≫ EDIT