PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

「迎えに来るからね」

「迎えに来るから待っててね。」

その言葉を残し、ARKに動物を置いていく人達。
その約束が守られることはないことを私達は知っています。


ボクゼン7_1

昨日はボクゼンくんのリホームでした。
彼がARKに来たのは2年半程前。
野良の子犬にボクゼンと名前をつけ、世話をしていた人がいました。でも、その方の住まいはペット不可。ある日のこと、ボクゼンくんが保健所の罠にかかってしまったのです。世話をしていた方は、保健所から彼を引き取り、自分では飼えないので、遠く広島から大阪の端にあるARKまで連れて来たのでした。


ボクゼン1_1
ARKでは、ボクゼンくんを保護した方と同じ名前で呼んでいました。遠い道のりを何度も会いに来て下さっていて、彼もとても懐いているのは見て明らかでした。だけど、いつの間にか、その方は来られなくなり、「保護主さん、来なくなったね・・・」がスタッフの間で口癖のようになりました。よくあるケースなので、私達はもう諦めていました。しかも、彼は人に対して警戒心が強い子なので、別の里親さんが来られても勧めにくく、リホームは非常に困難で、一生ARKで過ごすことになるだろうということは想像に難くないことでした。


ボクゼン2_1
「迎えに来るから待っててね」

2年半の時を経て、その約束は守られました。ペットを飼える住まいに移り、遠く広島から迎えに来てくださったのです。ボクゼンくんの表情が、どんどん和らいでいきました。空白の時間はあっという間に埋まりました。

(ただ、カメラを向ける私を怖がっているので、あまりいい写真は撮れていませんが・・・。)


ボクゼン4_1

「迎えに来るから待っててね。」

言葉は通じないけど、彼らは心で理解し、信じて待ちます。
できない約束ならしないでほしいと、裏切らないでやってほしいと私は思います。
人には様々な事情があり、「どうしでもうまくいかないこと」もたくさんあります。
やむを得ぬ事情でその子と別れなければならない人を責めるつもりはありません。だけど、置いていかれる動物側にいる私は、どうしても彼らの側に立った考えを持ってしまいます。

訳もわからず、見知らぬ場所に置いていかれた時の不安でいっぱいのあの子達の目。
元の飼主さんが会いに来られた時、再会の喜びに打ち震え、全身で愛を伝えようとするあの子達の体。そして、また去ってしまった後、心を閉ざしてうずくまるあの子達の背中。


ボクゼン5_1

何度か会いに来られる人、それっきり姿を見せない人。
再会の喜びと、帰ってしまった後の寂しさに耐え切れず、体調を崩す子もいます。そういう場合は「会いに来ないであげてください。」と、こちらから理解を求める場合もあります。
もちろん、定期的に会いに来られて、人も動物側もそれを楽しみにしているケースもあります。


ボクゼン6_1
ボクゼンくん、あなたはARKの動物たちの希望です。
あなたみたいなケースがあるなら、私達は未来を信じることができます。
小さな命との約束を守って迎えに来てくださった保護主さん、いえ、ボクゼンのお父さんとお母さんには勇気と希望と変わらぬ愛を身を持って教えられました。



----------------- お知らせ -----------------

ARKで犬のトレーニングをしてくださっている津田先生の愛犬、ドビーくんが急性腎不全により2才の若さでこの世を去りました。ドビー君はARK出身で、津田先生の助手として、ARKの犬の社会化トレーニングに貢献し、多大な功績を残しました。彼の闘病記録は、動物と関わる人すべてにとって役に立つものです。詳しくは下記をご覧ください。
津田先生のブログ グラッセグッド



| リホーム | 21:42 | comments:6 | trackbacks(-) | TOP↑

COMMENT

阪神大震災の後一年間、お世話になった時の事を思い出しました。家を建て替えるまでの間、ペット可の住宅が見つからなくて、最後の手段でARKに預けに行った時、スタッフの皆さんが何度も『必ず迎えに来てもらえますね?』とおっしゃっていたのは、迎えに来てもらえない子がいたからなおですね。
あの時一年間をARKでお世話頂いた千姫は、再び我が家で暮らし寿命いっぱいまで生きる事ができました。
あの時のご恩を忘れる事はありません。
現在飼い主さん達の迎えを待っている子達が、一日も早く飼い主さんの元に帰れて幸せな一生を過ごせる事を祈ります。

| きらら | 2008/08/31 22:15 | URL | ≫ EDIT

よかった!!!!!!!(T^T)

| ぱる | 2008/09/01 12:57 | URL | ≫ EDIT

アークなしっぽにドビーの報告を載せていただいてありがとう
ドビーは3才でした私の家に2006・3月に来て2年5ヶ月でした

| ぐらママ(管理人) | 2008/09/01 20:54 | URL | ≫ EDIT

ぐらママさんへ

8/31にドビーくんの件を拝見していました。
すぐに『グラッセグッド』を読ませて頂きました。
私は津田先生の事もドビーくんの事も『アークなしっぽ』の中でしか存じておりませんが、
表現出来ない気持ちで一杯になりました。
ただ…ただ…涙が溢れました。
『グラッセグッド』を読ませてもらいながらコメントしたいと強く思いましたが、
言葉が見つかりませんでした。今も見つかりません。
ただ一言だけ…
本当に、本当に、お身体に気を付けて下さい。

| ころこ | 2008/09/02 15:21 | URL | ≫ EDIT

動物って本当に純粋ですね。。。人間が見習う事が沢山あります。ボンゼン君は、不安な気持ちもあったけど迎えに来てくれるのを信じてたのでしょう。。。動物のピュアな心を裏切らない様に人間は努力。いや。心を清く持ちたいものです。

| ikkoboo | 2008/09/03 10:59 | URL | ≫ EDIT

ほんとによかった・・・。

これからも、純粋なあの子達の瞳が裏切られないことを願って。。。

| ぐってぃ | 2008/09/04 21:39 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。