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タック物語 ②


さて、今日はタック物語②をお届けします

では続きのはじまり、はじまり~


そんな彼(スタッフの手をパクリとした)
と仲良くなる為、とにかく慎重に接していく必要がありました。
そして早く「タックが好きな事」を見つけられるようにも心がけました。
そんな時に欠かせない怪しいアイテムがこれ

タック21022004
「ニセ手棒」です。
咬む恐れのある子はこれで少しずつ体に触れていき
反応を見ながら徐々に人の手に替えて触れていきます。
これまでもニセ手さんによくお世話になりました


タック21022003
人間の手よりあの棒の方が怪しかったけどな…


慎重に接していく内に、タックはお散歩が好きで実は触ってもらう事も好きだという事が分かってきました。
最初は苦手だったハーネスの脱着も少しずつ受け入れてくれるようになり
シャンプーまで出来るようになったのです

タック21022013
しゃーなし やで
(しょうがないな という意味)


こうして少しずつ私たちにも心を許してくれるようになりましたが
人によってタックの態度が変わる事はアークでもしばしば起こりました。
現在4人の飼育スタッフが彼のお世話を担当していますが、
「この人なら良いけど、あの人はダメ
なんてタックから言われる事もしょっちゅうあります。。


タック21022003
人間も同じじゃね?


そんな犬と仲良くなる為に私たちが行っているのが
「お座り」や「お手」といった簡単なトレーニングです。
アークに来た時、タックはお座りすら出来ませんでした。

タック21022012
それをバラすなーっ

タック21022010
お座りくらい前から出来てたしー

タック21022011
バシッとお手もキメたるでー



本日はここまで~
続きは明日

パクリとしちゃったタックでしたが…
怒りん坊の悪い子じゃないってわかってもらえたと思います。
どう接するか?
慌てず信頼関係を築くか、で犬の気持ち(表情)も変わるのです。


タック物語を締めくくる第三話は
「タック~ 可愛いとこあるや~ん」とつぶやいてしまう場面をお届けしますね


私は初めてニセ手を見たとき、「見た目が滑稽!」 と笑ってしまいました。
が! このニセ手さんのおかげで多くの子たちの行動を把握することができ、
それに合わせたケアを行うことができたのです。

その甲斐あって卒業できた子がどれだけ居たかと思うと…
笑ってごめんね、ニセ手さん。

そしてニセ手から実際人間がふれあう際に
「あ~ 緊張する」と言いながら、そっと体を撫でる飼育担当に敬意を表します。
(私は事務スタッフなのでその業務には介入しません)
身内だけどほめちゃうぞ!

そして緊張しているのは動物も同じ。
馴れない人間を受け入れるためガマンや努力をしている入所すぐの子たち。
カメラを向けてお伝えしようかと何度も思いましたが、緊張をさらに高めるだけなので控えています。
この場面は皆さんのご想像で…


そして、簡単ではない性格の子を
理解し家族として迎え入れてくださる里親さんにも同じく感謝と尊敬の気持ちでいっぱいになります。


明日のタックのお話もお楽しみにして頂けると幸いです


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