3月のはじめ、
ブログで紹介したザックついに里親募集が再開しました!
長い時間をかけ、トレーニングをしてくれた飼育担当スタッフにお願いしてザックの詳しい紹介を作ってもらいました。
私も知らないザックのお話。はじまりはじまり~


ザックは昨年の秋にアークへやって来ました。
入所の理由は、飼い主さんがご高齢で認知症を患い、お世話が出来なくなった為です。
ザックはまだ5歳の男の子で、体重が20kgもある雑種犬です。
高齢者の方が飼うには、適切とは言えない年齢とサイズの犬でした。
ザック: どうも、噂のザックです。
アークに来るまでの間は親族の方がお世話をされており、家族の方にも友好的だったそうです。
実際、飼育スタッフが彼と初めて接した際にも人見知りすることも無く明るく接してくれました。
この子なら若くてフレンドリーだし、早い内に新しい家族が見つかるはず

それがザックの第一印象でした。

オレ、めっちゃいい子やからな


ペットシーツは粉砕されましたが、確かにザックは良い子でした

上の写真は彼がアークに来た初日に撮影したものですが、
初めての環境で初対面の人間にカメラを向けられても笑顔で応じる彼に私たちは安心していました。
しかし、入所後1ヶ月を過ぎた頃からザックの態度は少しずつ変わっていきます


オレは何も変わっちゃいないぜ

検疫期間(寄生虫の確認や採血、去勢手術を行います)を済ませ、
ようやく外の広い犬舎に出せるようになった頃、最初の変化がみられました。
ザックは犬舎の前を通る知らない人に対して威嚇をするようになり、
今まで問題なくお世話をしていた特定のスタッフに対して
着けていたハーネスを外そうとしただけで歯を当ててくるようになったのです

採血や去勢手術の際にも抵抗せず、シャンプーだってお利口だっただけに、私達スタッフも不安を感じ始めました。
担当をしていた4人のスタッフも安全確保のため、3人に限定してお世話をする事にしました。
(ザックから歯を当てられたスタッフを除いた状態)

これ以上オレの悪口言うたらすねるぞ

そんなある日、ザックの反応を見るために、あえて担当ではないスタッフと一緒に犬舎に入ってみる事にしました。
始めは愛想良くしていたザックでしたが突然態度が急変し、た担当ではないスタッフに 咬みついてしまったのです。
明らかに危険な咬み方だった為、今の状態のザックを里親希望の方に紹介、譲渡をす るべきではないと判断。
検討の末に一旦ホームページの里親募集欄からザックの掲載を外すことにしました。
これが今までザックをアークのホームページに載せていなかった理由です。

はい、オレ完全にすねました

この時のザックは、担当している3人のスタッフ以外完全に受け付けなくなっていたのです

まずは何故彼がアークに来てから態度が変わってしまったのか?
彼の言い分を理解する必要がありました。
人側から見れば突然咬んでしまったように見えても、それに至った理由があるはずです。

たのむでほんまに

理由はいくつか考えられました。
・アーク施設内の環境におけるストレス
・欲求不満
・健康面の問題の有無
・特定の人以外を受け付けなくなった
この中でまず除外できたのは健康面の問題だけでしたが、その他の問題を出来るだけ改善し、 欲求をできる限り満たしてあげる事が出来さえすればザックをいい子に戻してあげる事が出来るはず。
そう考えるようになりました。

いや、だからオレいい子やって

今日はここまで~
明日はトレーニングに入ったザックの様子をお伝えします。
私も楽しみです。だってどんなトレーニングしていたか、見ていなから。。。
あ、ちなみに歯を当てられたのは私ではありません。
私は入所当初、ザックと仲良く犬舎の中で遊んでいたのですが
このようなことがあり、ストップがかかったのでザックに会えなくなりました。
里親募集の復活を影から応援していた、このブログをお読み頂いている皆さんと同じ気持ちでザックに会えることを待ちわびていました。
明日の続きもぜひお読み下さい
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