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サザク☆リホーム

ついに・・・
サザクが嫁ぎました!!

2012年にレスキューされた7匹のシーズーたち。
サザクもそのチームの1匹でした。

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「東京へやって来た頃のサザクとロンドン

みんな健康状態が良くなかったものの、穏やかな性格で順調に里親さんが決まっていきました。
でも、なぜかサザクにだけはお声がかからず、月日だけが流れていきました。

フォスターさん通信でも太鼓判のサザク。
他の犬も猫も子どもも問題なく、こんなに手がかからないのに決まらないなんて…
どんなに考えても、(推定)10歳という年齢、乳腫や鼠蹊ヘルニア・臍ヘルニア、処方食を食べていたことなどが唯一挙げられる理由でした。

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お気に入りのおもちゃはベッドに陳列


そんな中、さらに追い打ちをかけたのは、脾臓にできた腫瘍が見つかったこと。
摘出手術は無事にできたものの、「この先あまり長くないかもしれません」との余命宣告を受けたのです。
「今から無理に里親探しをするよりも、すっかり慣れているフォスターさんのお宅で余生を過ごさせてあげたほうが、サザクにとって幸せなのではないか」。
何度もスタッフと話し合い、フォスターさんにも今後の可能性を話しながらも「生涯フォスター」としてサザクの預りをお願いしました。その後は月に一度の血液検査、里親会嫌いのサザクにストレスをかけまいと、状態を見て参加をさせるのみとなっていきました。
肝臓の数値が悪くなり処方食を始めたものの、グルメなサザクは食べムラがあったり、それなのに太りやすかったり…
とフォスターさんを悩ませた時期も長く続きました。

それから数年。
決して健康優良犬とは言えないものの、いつの間にやら余命宣告もとうに過ぎ、里親会にも月に一回は参加させれるようになりました。

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それでも嫌いな里親会。隙あらば誰かの膝の上へ…

やはり里親さんを見つけてあげた方がいいのではないか…という気持ちがまた徐々に出てきていたときです。
突然の出会いは去年の12月、最後の里親会でやってきました。
ず〜っとHPでサザクのことを気にかけてくださった方が会いに来てくれたのです!
サザクにとってもとても良い環境のご家庭で、すぐにでも決めたいと思いましたが、
ただ一つだけみんなが心配したことがありました。
それは環境の変化。今までずっとフォスターさん宅にいたサザクにとって、突然環境を変えてしまうことが果たして良いのだろうかということが気がかりでした。
でも、サザクの年齢も今までの病気の経緯も全て理解し、受け入れてくださった里親さんご家族・・・
先住犬もいたため、一か八かでトライアルをすることに。
トライアル期間が終わる2週間後に里親さんから届いたメールには、

「以前からいるように馴染んでくれたサザクちゃん。
食べ物があるんじゃないか、こたつによじ登る。
こたつで寝そべる旦那や娘に乗っかる。
家族が帰ってくると迎えてくれてる。
ごはんも残さず何でも食べてくれる。
本当に良い子さんです。

まだラグ(先住犬)がサザクちゃんを受け入れるのに時間はかかるかもしれません。
家に来るのが本当に良いのか正直分かりません。
でもサザクちゃんを我が家に迎えたいです。」

とあり、みんなの心配を見事に裏切ってくれたのです!

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トライアル中も遠慮なしに食欲全開…


シニアを迎えるにはそれなりのリスクがあります。
それに加え、サザクには色々な疾患があり、
健康な子よりも、経済的・精神的に負担がかかることも事実です。
それでも新しい環境に馴染む適応力には力強さすら感じ、
なかなか里親が決まりづらい子たちの希望ともなりました。

サザクにはたくさんのファンがいて、ボランティアの皆さんにもたくさん可愛がってもらいました。
そして3年以上サザクをケアしてくださったフォスターさんに、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

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サザクとフォスターさん

サザクのこれから・・・
については、ぜひ里親さんのブログをご覧ください!


3/3〜3/27までヤナセ世田谷支店さんでコラボ展☆
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/6540

3/19はISSH・ファミリー・フェスティバル2016に参加☆
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/6541

大阪のシェルターでは、トリマーさんを大募集中です☆
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/1825

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訳ありチワワのマッド君☆

なぜ「訳ありチワワ」なのか。

それは現在マッド君が、アークのシェルターではない場所にいるためです。
今日はその理由をお伝えしたいと思います。

ある日のこと、マッドの飼い主はマッドと飼い猫を置いたまま家を出ていってしまいました。
その後、2匹を見つけてくれた保護主さんが、里親探しをしてくれました。
猫には新しい飼い主が見つかりましたが、マッドには里親さんが見つからず、
結局アークへ入所することになりました。

保護主さんのおうちでは、攻撃性もなく大人しくてとってもいい子にしていたマッド。
でもどうやらマッドにはシェルターという環境がとってもストレスだったようです。

アークに来たばかりの頃はおとなしく、少し怖がりな性格な故に他の犬とも関わろうとせず、
まるで知らない学校に来たばかりの転校生のように1匹でポツンとしていました・・・。

アークのようなシェルターではどこにいても必ず近くに犬の存在があり、知らない人もたくさん出入りします。
そんな環境の中で、日に日にマッドの様子が変わってしまいました。

たとえ自分の部屋にいても落ち着くことができず、少しの音にも敏感に・・・。
知らない人には威嚇して激しく吠え、攻撃的な面も見せるようになってしまいました。

マッドが少しでもストレスを感じないようにと、スタッフでも話し合い、工夫をこらしましたが、
常に満床のシェルターには他の犬の存在を感じない場所などなく、マッドと十分に向き合う時間を取ることも難しい状況でした。

いつも散歩に行ったりご飯をもらっているスタッフには喜んで寄っていき、抱っこをせがんだりと甘えたな男の子なのですが、何かの拍子に怒りを爆発させることもありました。


でもそれは当然のことです。

飼い主がある日突然いなくなり、知らない保護主さんのお家へ行き、一緒に暮らしていた猫はいつのまにかマッドの前からいなくなってしまい、たくさんの犬や猫がいるシェルターに訳も分からず来たのですから。

ついにシェルターでの生活はマッドにとっては限界だと判断し、別の犬舎を担当しているスタッフの家に連れて帰ってみることにしました。

すると初日からすっかり落ち着いた様子で、シェルターにいる時のような目を剥いて必死に威嚇して吠える姿なんて一度も見た事がないとのこと。
サークル内でも落ち着いていて、ペットシーツでもきちんとトイレができています。
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日中のお留守番も大人しくできているようで、落ち着きを取り戻しつつあります。
人が動けばその後を必死についてきて、座れば膝の上、寝ればお腹の上にゴロンと寝転がって「撫でて!撫でて!」と前足を動かしてアピール。とにかく人が大好きで、こうしてずっと構ってほしくて仕方がないんです。
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でも、入所の時から顔まわりを触られるのが少し苦手なようで、いきなり触るとびっくりして怒ってしまう事はあります。ゆっくり撫でると大丈夫ですがやはり少し緊張した面持ちをしているので、何かのトラウマによるものかもしれません。病院などでは、とにかく緊張して固まっているだけで、攻撃性は全くありません。

おもちゃが大好きで投げると持ってきますが、途中で一人で遊び出し、それを取ろうとすると守りますが、
知らんぷりしてどこかに行こうとすると遊ぶのをやめて、慌てて追いかけてくるような素直じゃないかまってちゃん。
少し神経質でなかなか素直に自分を出せない不器用な性格ですが、本当は人が大好きなマッド君。
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これまで人間の身勝手により、マッド君にとっては全く理解できないまま、環境だけが目まぐるしく変わってしまい、大変かわいそうな思いをさせてしまいました。
今はスタッフのおうちで落ち着いて暮らしていますが、スタッフが仕事の日は留守番時間が約12時間と人恋しいマッドにとっては決してベストな環境ではありません。
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マッドは、きっと良きパートナーとなってくれるはずですし、『この人!』と決めた人には、かまってほしさに一生懸命アピールする様子を見ていると、少しでも早く里親さんを見つけなければ、という気持ちにかられるのです。
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9才ですが、とっても元気!残りの犬生はたくさん甘えさせてくれるお家で、のびのび過ごしてもらいたいです。(もちろん、次のお家がマッド君にとって最後のお家となるように!)

犬にベタベタ甘えてほしい里親さん、募集しております~!!!
(もちろん、他の子もよろしくお願いします!)

マッドのプロフィールはこちら→http://www.arkbark.net/?q=ja/node/6504

里親募集中の犬たち・猫たち・うさぎたちのページはこちら→http://www.arkbark.net/?q=ja/node/1013

今週の日曜日2/21は神戸GREEN DOGさんにて里親会です☆
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/1614

2/28 神宮前 DOGSIGNさんにて里親会☆
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/6429

大阪のシェルターでは、トリマーさんを大募集中です☆
http://www.arkbark.net/?q=ja/node/1825

ARKのLINEスタンプ、好評です☆
http://www.arkbark

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篠山だより  Vol. 1

こんにちは。
ここ篠山のARKもおかげさまでこの5月で2周年を迎えます。
そして、現在は27匹の愛すべきワンちゃんたちと可愛いウサギ8匹が、静かに暮らしています。

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バケツにはった氷

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ドッグランから犬舎に続く小路

篠山は、見学者の方やボランティアさんなど、多くの方で賑わう能勢のARKとは異なり、3人のケンネルスタッフと週末に入れ代わりでお手伝いに駆けつけてくださる数名のボランティアさん以外には、訪問者も限られているため、動物たちには落ち着いて静かに暮らせる環境になっています。
実は篠山にいる犬たちはとっても怖がり&人見知り・・・
こうして人の出入りが少なく、車などの騒音も少ない篠山だからこそ、のんびりとリラックスして過ごせているのです。。。信頼関係の築けているスタッフと一緒に、まずは篠山の静かな環境でも怖がらずにお散歩ができるよう徐々に徐々に練習しています。
スタッフも少なく、なかなかご見学やボランティアのご希望に添えないことも多い篠山ですが(申し訳ございません)、『篠山だより』でそんな篠山のわんこたちやうさぎたちの近況をお伝えしていきたいと思います!
また、篠山は完全室内の犬舎や床暖房設備など、老犬にも優しい施設となっているため、10歳を超える老犬たちも多く暮らしていますよ〜

篠山わんこの中で一番の長老は、パル幸平で、今年共に16歳になります。また、パルは2007年からARKで暮らしているので、ARKでの暮らしも9年目になります。逆に最も若いのは、今年で4歳になるフィリッパで、これにジュリアナが5歳で続きます。

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雪の中を散歩中のロック


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リンクで遊ぶとカワちゃん(左)とちびコロ(右)

篠山のARKならではのスタッフやボランティアの楽しみの1つは、ワンちゃん達の愛くるしい寝姿を目にすることができることです。能勢では、犬舎内の木製のコテージ(犬小屋)内が寝床となるため、寝姿を目にすることは難しいのですが、ここ篠山ではガラス張りの犬舎内で眠るため、毎日かわいい寝姿を目にすることができます。一体どんな夢を見て寝ているのでしょうか?

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被災犬のビーチの見る夢は?

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雪の日の篠山の様子


暦の上では春を迎えたとはいえ、まだまだ寒い日が続いています。つい先日には今シーズン初の積雪、しかも20cmを越える雪に覆われ、篠山のARKは一面の銀世界となりました。幸い、厳しい寒さにもかかわらず、今年の冬は犬もウサギも大過なく元気に過ごしています。
これからも、時折、篠山の四季の移り変わりや、ここで暮らすワンちゃん達の様子を報告したいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!!

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