
2月21日(日)、神戸の
グリーンドッグスクエアさんでの里親会の報告です。
いつも会場としてお借りしている貸スペース・キュリオでは、グリーンドッグのお客さんのワンちゃんの写真展が開催されていました。壁いっぱいに愛らしいベストショットが飾られており、写真展を見に来たお客さんにもアークを知っていただくいい機会となりました。
支援物資やご寄付金をくださった皆様、応援にかけつけてくださった皆様、たくさんの方々の支えによって大いに賑わい、満員御礼の1日でした。アーク出身のワンちゃん達、アーク出身でないワンちゃん達もたくさん遊びに来てくださり、どの方が里親希望者さんでどのワンちゃんが里親募集中だかわからなくなるくらいでした。
こんなにもたくさんの方々に足をお運びいただいて、ありがたいかぎりです。
では、では、主役達のご紹介を・・・。
カンパリちゃん元気で明るく子犬らしいカンパリ。
日々のお世話の合間に教えてもらったオスワリをみんなに披露して、ご褒美をもらってまわっていました。
でも、ご褒美がないとわかったとたんにそっぽを向いて去ってしまいます。
コラー! そんなことで気に入ってもらえるワケないやろ~。
ペルノーくん今回最年少、生後3ヶ月のペルノー。
前日にアークで里親希望のご家族とお散歩に行った時は、もじもじしていていいところを見せられず。お散歩がまだちょと苦手な子です。
アークでアピールが苦手な子にとって、里親会は大きなチャンス。
いいトコ見せられたかな?
ローレライちゃん他犬に優しく、抱っこが大好きで甘えん坊なローちゃんですが、アークではフェンス越しに吠えてしまうので、里親さんへの印象が良くありません。そんなローちゃんには、里親会は絶好のアピールチャンス。参加は
2回目です。
前回よりもリラックスしていて、お客さんが次々と入って来ても吠えずに人懐こさを見せていましたが、一人の子供さんに対して執拗に執着して吠え立てる場面がありました。ローちゃんは子供さんがいないお宅が向いているようです。野良犬だった頃に嫌な思いでもしたのでしょうか。
マーカスくん最初はご機嫌に見えたマーカスでしたが、段々とテンションが下がってきて、みんなの輪に入ろうとせず、柴犬のトレードマークである巻き尾はだらりと垂れ下がり、みんなに背を向けボーっとしていることが多かったです。
そんなマーカスをお客さんが代わる代わる慰めてくれました。

まるで、縁側で日向ぼっこしながらお茶をすするおじいさんのようなマーカス。
背中には哀愁が漂っていました。
子供にもやさしく、落ち着いていて、犬付き合いも上手で、こんなに飼いやすい柴犬は、そうはいないです。
みーちゃん前回の里親会に続きまたまた参加!
優しいし、大人しいし、鳴かないし、日頃から里親さんには結構おススメしているものの、なかなか気に入ってもらえません。
8才だからかな?コーギーにしては体格が大きいからかな?
保護当初、ぽっちゃりしていたみーちゃんですが、アークに来てからずいぶん痩せてしまいました。食べても食べても身にならないそうです。ストレスと寒さが原因でしょうか。
いつもニコニコしているので、ストレスを感じているようには見えないみーちゃんだけど、ほんとは辛いんだね。
そんなみーちゃんが不憫で仕方がありません。
早くアークから出してあげたいけど、里親の申し出はなかなかありません。。。
ももちゃん一人暮らしの男性に飼われていて、生まれて10年、ほどんど他の犬とは接触の無かった箱入り娘さんです。
それなのに、犬付き合いが上手で温和なビーグルと柴犬のミックスももちゃん。
性格は良くても、飼いやすい大きさでも、年齢とフィラリア症のため、貰い手が見つからないのが厳しい現実。
それでも、「老犬にもチャンスを・・・!」ということで、今回参加しました。
そんなももちゃんに、この日ちょっといいお話があったのですが、本決まりではないのでまだナイショです!

キティちゃん食べて寝て、ちょっと遊んで、食べて寝て。。。
行動範囲はハウスと餌皿の間だけだったキティ。
動物病院の診察中ですら、ブラインドの紐をチョイチョイして遊ぶような人懐こくて物怖じしないキティですが、さすがに人の多さに萎縮してしまったのでしょうか。
一般的には、初めての環境でいきなりごはん食べただけでも、猫としては肝が据わっているところですが、キティにしては大人しすぎた感じです。
こんなにかわいい茶トラのキティ。
家宝は寝て待ちましょうか。。。
イベント欄を見てお気づきの方も多かったようですが、参加予定だった
グーグル君は、急遽参加を取り止めになっていました。
アークのHPでグーグル君を見初めた方から連絡があり、事前審査をほぼクリアし、後は直接相性を見るだけでした。同じ日にアークで手続きを終えた里親さんは、一時預かりをしていた私達夫婦に会うために、わざわざ神戸に寄り道をしてくださいました。ゴールデンレトリーバーのお姉ちゃんもできました。
アークにぐーぐを置いて里親会に向かったので、どうなったか気がかりだったのですが、里親さんに抱かれたぐーぐが現れ、驚きと喜びで泣きそうになってしまいました。
これから遠く広島まで帰らないといけないというのに、なんとありがたいことでしょうか。

里親会では、「今日連れて帰れないんですか?」ということを聞かれることがあります。
浮き足立った雰囲気の会場で、その場で即決して動物を引き渡すということはアークではしていません。
すでに里親審査が済んでいる場合などは別ですが、あくまでも動物達の紹介と仮面接のみで、予約までとさせていただいています。
その子がもう2度と不幸な目にあわないように、家族でよく考えて気持ちをひとつにして、最後までその命に責任を持ってもらうためです。
今回も大賑わいの里親会でしたが、真剣に考えてくれている里親さんが何組もあり、後日アークで実を結びそうな予感に期待大です!