
今回ご紹介するのは、
ちゃー君です。
志村動物園というテレビ番組で、タレントのベッキーさんがレスキューに同行し保護した、2頭の兄弟のうちの1頭です。兄弟のハリーはめでたくリホームでき、ちゃーも里親さんを待っています。
初めは警戒心が強く、不安を感じている様子だったちゃーですが、ずいぶん人にも環境にも慣れてきました。

人が近づく事にもおっかなびっくりだったのが、嬉しくて吠えたり飛びついたりするようになり、無駄吠えや飛びつきを矯正されるとすぐに理解し、抱っこや背中を見せることに抵抗を見せていたのが、体をすり寄せてくるようになりました。
撫でるのをやめると、そっと手を伸ばして…
「もっと撫でて。」とでも言っているかのようです。

ブラッシングも大好きになり、とても気持ちよさそうにします。彼がスキンシップや体を触られることに慣れた理由のひとつに、こまめにシャンプーをしていることもあるかもしれません。
ちょっと敏感肌のちゃーは、すぐに皮膚が荒れたり、湿疹のようなものができたりします。原因として考えられるのは、屋外犬舎での暮らしが室内で飼われていたちゃーにとってハードすぎるのかもしれない他、刺激が多すぎるARKでは落ち着けなくて、大きなストレスとなっているのだと思います。ボーダーコリーの血が混じっているため、興奮しやすいことも関係しているでしょう。
人間と同じで、ストレスは犬の体に様々な影響を及ぼします。
室内飼育で、愛する家族のそばで安らぎを得られたなら、過度のストレスから開放され、皮膚の状態も改善すると個人的には確信しています。

こんなにかわいいちゃーなのに、里親希望者さんに紹介しても、フェンス越しに吠えてしまうため、印象があまりよくなく、なかなか気に入ってもらえません。繊細なところがある子なので、いきなりお散歩に連れて行かれても、いつもと違う状況に戸惑ってしまうこともあります。
ちゃーだけではなく、初めて会った人やいつもと違う状況に不安を感じるのは仕方がないし、里親希望者とはいえ、犬にとっては突然現れた侵入者です。いきなり笑顔でしっぽを振れる子ばかりではないことを理解してあげて欲しいのです。それに、信頼関係を築くのには時間がかかります。言葉の通じる人間同士でも難しいのに、動物は自分の身に突然起きる環境の変化を、観察する事でしか理解することができません。

その子の心が開くまで、あなたの事を家族として受け入れる事ができるまで、待ってあげてほしいのです。待つことも愛情のひとつのかたちです。彼らは必ず、あなたの想いに応え、あなたに感謝し、あなたを幸せにしてくれるのですから。
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